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COLUMN コラム
遂に5号機登場!

2004年7月に規則改正が施行されて以来、販売される事がなかったパチスロ5号機(新世紀エヴァンゲリオン)がついに来月発売となります。7月にSANKYOより「CR花月伝説」が5号機として販売されましたが、これはパチンコ玉で遊ぶパロットであった為、パチスロユーザーからは少し微妙な感覚があったのではないかと考えています。

さて、 5 号機に対する私の意見を述べる前に4号機と 5 号機との相違点について少々整理しておきたいと思います。

< 5 号機の 4 号機との相違点>

@ストック機能は完全に禁止 ⇒成立役は全て獲得したものとみなすため

ACT(チャレンジタイム)はOK ⇒但し、CT中のボーナス抽選は禁止 ⇒成立役は全て強制的に獲得( 253 枚以上で終了)

BRT(リプレイタイム)もOK ⇒但し、ゲーム数の振り分けは禁止 ⇒絵柄によるゲーム数の振り分けは可能(例:A絵柄は 50 回のRT , B絵柄は 100 回のRTといった感じ)

Cビッグボーナスは払い出し固定方式を採用 ⇒ 465 枚/ 365 枚タイプの 2 種類に限定 ⇒4号機の『期待値方式』では無い為、『リプレイ外し』は事実上不可能

D絵柄は 10 種類まで搭載可能 ⇒4号機は 7 種類まで

E演出制限 ⇒リール停止時以外のリール消灯・点滅は禁止 ⇒意図的に絵柄の認識を変えない(第1リール消灯時はアツい・・・etc)

Fその他 ⇒ボーナス入賞時の配当(払い出し)は禁止 ⇒基本的にリールの自動停止は禁止(例外が出る可能性もあり)

以上が 4 号機⇒5号機からの主な変更点となっております。

これらの主な変更点を確認いたしますと、今回の改正は【射幸心(射幸性)を抑える事】が最大のポイントであるといえます。私がスロットにいそしんでいる時期(クランキーコンドル/ニューパルサー・・・)は1日 5,000 枚も出れば大喜びの時代でありました。少し前のように「万枚が当たり前」等ということは考えもしない時期です。それらを考慮すると、 4.5 号機の出玉性能は少し行き過ぎた感があったのかも知れません。確かに、現在市場に出回っている機械から、5号機への移行に関しては出玉性能の劇的過ぎる変化に疑問を持つ部分が多々あり、否定的な意見が多い事も事実ではございますが、スロットが大衆娯楽という立場を守るのであれば致し方ない事なのではないかとも感じてしまいます。

さらに、仕事柄ホール関係者とお話をする機会が多い私は「設置機種が全て 5 号機になったらたまったもんじゃない。今から対策を立てないと」という意見をよく耳にします。確かに5号機は4号機と比べ、コイン単価や台売りが相当低くなるので今までのやり方とは違う方法を取らなければならない為、ホール関係者の苦悩は痛いほど理解できます。しかし、売り上げが落ちる事が一番の痛手かというと本質は違うところにあるのではないでしょうか?私が思うにホール関係者が一番恐れているのは『5号機が主流になることで、 4 号機の射幸性になれてしまった遊技客が離れていってしまう』といった事だと感じます。確かに売り上げが落ちた上に稼動も落ちれば目も当てられない状況となるのは誰の目を通しても明らかなのですから、当然といえば当然であります。しかし、本当に稼動は落ちてしまうのでしょうか?私個人の意見とすれば現在の射幸性の高いパチンコ機の方が魅力をあまり感じません。全てとは言いませんが、ホールの中には「ウチが例えば 10 万円をお客様に還元するならば1人のお客さんに全額よりも、 10 人に1万円づつ還元したいんだよ。やっぱりお客様の立場にたって考えると小額でも勝てた方が気持ちは良いと思うんだよね。1人に夢のような出来事(大勝ち)を提供するより、多くの人に自分の店で遊んだ事が楽しかったと言ってもらいたい。」という意見をお持ち方もいらっしゃるのです。これがまさに【パチンコ/スロットは大衆娯楽】という位置づけに基づいた意見なのではなのでしょう。

また、5号機の市場投入は遊技者にとっても貴重な事ではないかとも感じております。ホールにいる遊技者を第三者的視点から観察すると、率直に「よくお金が持つな」と感じる事が多くなります。例えば皆さんがスロットで2万円勝つと想定してみてください。 A さんは 4.5 号機で『5万円投資⇒7万円回収』、 B さんは 5 号機で『1万円投資⇒ 3 万円回収』同じ 2 万円勝ちではでありますが、両者の2万円勝ちの内容は大分意味合いが違うのではないでしょうか。行政等は遊技者が 4.5 号機で投資する金額の多さに対しても射幸性が高いと感じている部分もあるのでしょう。一般のサラリーマンや学生が月にスロットに消費できる金額は 5 〜 10 万円ぐらいだとすると、1日投資した金額を全て回収できなかった場合は 1 日か2日でその月はもう遊技出来なくなるのです。これはもう既に【大衆娯楽】を飛び越えて【ギャンブル】になっているといっても過言ではありません。

以上の部分から私個人としては 5 号機の登場は賛成であります。特に射幸性の高い機械の登場による投資額の増加は年々遊技人口が減少している大きな要因の 1 つであると考えております。約3年間にわたる 4.5 〜 4.7 号機の出玉性能に慣れてしまった遊技客に対してあまり差玉の出ない5号機は受け入れられ難いかもしれません。しかし、いずれは全てのスロットが5号機となる日は必ずやって来るのです。約1年後と噂されるその時までに5号機をホール側が遊技客側にどのように捉えさせている(使用している)かが大きな分岐点となるのでしょう。そして、そのような取り組みが現在の業界の課題の一つである【遊技人口の回復】に向けたものとなるものと期待せざるを得ません。

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