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2007年問題!?
 以前のコラム更新より早1年以上・・・少数のコラムを楽しみにしていた方には申し分けない所存です。さて、気を取り直して久し振りのコラム、今回は【パチンコ業界の2007年問題!?】について書かせて頂こうと思います。
 
みなさんは【2007年問題】をご存知でしょうか?私個人と致しましては【2007年問題】とは『今年長年企業においてシステム等を開発・保守してきたベテランが引退し、今まで培ってきた技術やノウハウなどが継承されずにシステムの維持が困難になる現象の事である。また、それに伴うベテランへ対する退職金等が多額となり、企業経営を圧迫するという2面性を持った問題』と認識しております。一般企業のみならずに警察等の公務員においても重大な問題であるとマスコミ等でも取り上げられております。
 
  どうでしょう?この【2007年問題】。皆さんは現在のパチスロ5号機導入に関する4号機撤去の動きはこの【2007年問題】と酷似しているとは思いませんか?
 
  長きに渡って活躍をしてきたベテラン(4号機)が今年引退(撤去)してしまい、この4号機において今まで培ってきた技術(大幅AT・AR・ST)が継承されずに、設置台が全て5号機になる。さらに5号機導入に伴う新台コストが経営を圧迫するという図式は、まさにパチスロ界の【2007年問題】といえるのではないでしょうか。4号機を中心に10年近くスロットを打ち続けてきた自分にとって、「クランキーコンドル」や「花火」等の名機が人気の低下に伴い徐々に撤去されていくのとは違い、人気台も含めて全ての4号機が全国のホールから徐々に消えていくという状況は正直現実味がございません。
 
 しかし、現実問題として全ての4号機はもうすぐ姿を消すのであります。4号機の撤去に関しては『行政力の強さを示す』とも捉えられている為、さすがに以前の<みなし機問題>の様に一部のホールには未だ残っているといった状況はないと思われます。つまりはこの『行政力の強さ』こそが不正の行なっているホールに対する圧力となり、遊技客に対して「全国のホールが公正な競争を行なえている」という安心感を生み出すのではないでしょうか。
 
  私事となりますが、時代の流れか最近5号機を打つ機会が増えているのも事実です。4号機の機械割(出玉性能)を体験してきた自分にとって、5号機の出玉面は少々不満でありますが、メーカーによるゲーム性においては<多様性>が増しており、決して一概に悪い部分ばかりが目立っているとは思いません。さらにこの<多様性>を生かす事によって、既存メーカーのみならず新規メーカーの参入に機会が増える事は非常に良い事であると感じております。
 
  しかし、この<多様性>、確かに今後の5号機の可能性(未来)を感じますが、出玉率向上に向けてゲーム性を複雑にし過ぎる余り、逆に打ち手を困惑させており、『誰が打っても公平に出玉を獲得できる』という5号機の当初からのコンセプトに反している部分も目立ってきている事も事実であります。現に20代の自分にとっても現在の新しく出た5号機の遊技方法は複雑であり、この『複雑なゲーム性』が逆にぱちんこ業界が欲している<ライトユーザー>との垣根となってしまっているのでは?と感じる事が多々あります。本来であれば遊技の場を提供する立場にあるホール側がライトユーザーに対し『複雑なゲーム性』を理解しやすくする為のデータ表示機を4号機対応のものから5号機に適合しているものに変更すべきなのでしょう。しかし、全ての4号機を5号機に変える新台の導入経費で頭を抱えているホールにとっては、この変更は到底不可能に等しい行動であります。自分自身ではこの2面性がライトユーザーのホールへ向ける足を遠のかせてしまっている要因の1つである事は間違いないと感じております。

 まさにこの【ぱちんこ業界の2007年問題】、2面性も3面性も含んでおり、非常に複雑な問題であります。解決策は多々あると思われますが、私個人としては必死に取り組んでいるのはホール側やメーカー側だけの様に感じられて仕方ありません。今後は許可を下している行政側も【大衆娯楽】として庶民を長い間楽しませてきた<ぱちんこ業界>が本当に衰退してしまうといった危機感を持ち、もう少し遊技客を見据えた姿勢で取り組むべきなのではないでしょうか!?正直、全てのスロット機が5号機になった状況は想像するに難しいのも事実です。今はあれこれと考えずに少しでも5号機へ投資をし、業界の活性化を担うことが自分の出来る事と考えている今日この頃であります。
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